できるエンジニアには辞めて欲しくない。
現在IT業界は、どこの企業もエンジニア不足。
どんな会社でも、ITエンジニアには辞めて欲しくないはずです。
しかし、スキルアップ・収入アップは生活にダイレクトに影響するので、エンジニア側は会社に搾取されるだけの人生は後悔するはず。
3社を退職し、フリーランスになった私の経験も踏まえた会社の辞め方、ポイントを書きます。
会社員で働きながら転職活動
これは鉄則です。
会社を辞めてから仕事がなかったら不安な生活を送る事になってしまいます(ただ、今の時代はITエンジニアの売り手市場ですから、仕事がないなんてことはないです)
まずは転職エージェント、フリーランスを考えている方はフリーランスエージェントに登録し、自分の価値を第三者的な視点から見る事が大切です。
- 自分のスキルの世間年収相場
- 今のITエンジニアの需要
- 各企業の残業時間
- 等々、今の自分が世間でどれくらいの価値があるかを確かめる事が出来ると思います。
職務経歴書は一番のアピール資料
企業側が面接で重視する点は、志望動機よりも経歴です。
どんなにその企業に入りたいと思っても、スキルマッチしなければどうしようもないので、当たり前のことですので、職務経歴書はしっかり詳細に書くことが合格のポイントとなります。
転職エージェントやフリーランスエージェントに行くと、WordかExcelの職務経歴書と履歴書フォーマットがもらえますので、これを使って書きます。
内容は今まで行ってきた業務内容や、言語、使用したOS、ミドルウェアなど詳細に記載します。
履歴書はアピールするところがあまりないので、普通に書くだけでいいと思います。
退職意思を伝える際は決意を固く
転職するにしても、フリーランスになるにしても、退職を決意した際は、どんな甘い誘いにも乗らず決意が固いことを伝えましょう。
できるエンジニアは必ず引き止めに合いますが、確固たる決意を伝えないと、引き止めの余地があると上司は思い、ダラダラ退職が遠のくだけです。
私は新卒から約9年勤めた会社を辞めるまでに、上司から以下の様な事を言われました。
- 「来期から給料を上げる」
- 「次のプロジェクトは毎日定時で帰れるところにアサインする」
- 「まだお前はどこに行っても通用しない」
- 「お客さんと築いた関係を今なくすのはもったいない」
など、色々な理由で引き止めにあい、ズルズルと会社員のままでいましたが、これは悪い例で、私は「もっと早く退職すればよかった」と今でも後悔しています。
もちろん給料も上がりませんでしたし、毎日定時で帰れるプロジェクトなんてありません。
辞める際のポイント
円満退社
どんなに不満があっても、心を鬼にして円満退社しましょう。
理由としては、退職を伝えるときに不満を言うと、その不満を解消する案を提案されるからです。
また、不満を爆発させると、退職するまでに社内で様々なネガティブ情報が伝わり、スムーズに退職処理ができない可能性があります。
次の転職先は伝えない
次の転職先は、重要な個人情報ですし、伝える義務はありません。
また、次の転職先を伝えると「その会社よりうちの方がいいな」とか「その会社なら考え直したほうがいいよ」など引き止めの材料にもなります。
私の場合は「フリーランスなんて保障がない」「フリーランスなんて雇う企業ないよ」と言われました。
仲の良い同僚でも、一人に言ってしまうと多くの人に伝わってしまいますので、徹底的に秘密にしときましょう。
退職してみれば全く違う世界
私は会社員からフリーランスになりまして、年収は480万円から900万円、次年度には年収1000万円を超えました。
厚生年金を会社が折半してくれたとしても、この520万円の差にとっては小さいものです。
フリーランスを雇わない企業は、金融機関などの一部の企業。フリーランスの案件もたくさんあります。
管理人はフリーランスでも全ての案件が大手企業でした。
もっと早く会社員を辞めて、フリーランスの世界に飛び込めば良かったと今でも後悔しています。
最後に
会社・上司からしたら稼ぎ頭が辞めるのは、利益にも自分の昇進にも影響するので、辞めて欲しくないのはわかりますが、いつまでもしんどいのは自分です。そして自社しか経験のない上司が、他の企業・フリーランス云々は語れません。
これから今の会社を辞めようと思っている方は、確固たる決意を持って退職を伝えましょう。