今回は、エンジニア実務経験年数が3年未満で、今フリーランスになれるかどうかについて書きたいと思います。
エンジニア実務経験年3年未満でフリーランスになれるのか
フリーランスエンジニアになるには個人事業主になる必要がありますので、税務署に個人事業の開業届を出します。
はっきり言ってしまうとこれだけやればフリーランスになれてしまいます。
詳しくは以下の記事を参照してください。
確定申告もクラウドソフトを使用すれば、難しくはありません。
とはいえ、個人事業主になっても仕事がなれけばフリーランスとしては生きていけないので、仕事に対しては後述していきたいと思います。
フリーランスの仕事の取り方
フリーランスエージェントに案件を紹介してもらう
営業代行をしてもらえるフリーランスエージェントは、一番仕事を取りやすい方法だと思います。
エージェントは様々な企業から案件を引き受けているので、自分のスキルや希望に合った案件を探しやすいく、キャリア相談やスキルアップなど親身になって相談してくれるコーディネーターが付いてくれれば鬼に金棒です。
しかし、その分エージェントに紹介料という形で毎月マージンが発生しますので、この費用をどう考えるかです。
各フリーランスエージェントについてまとめた書いた記事がありますで、参考にしていただけたらと思います。
マージンなど最小限にすることが自身への報酬に繋がりますので、複数エージェントに登録し案件を吟味することが大切です。
自分で仕事をもらう
顧客から直で仕事がもらえることが、理想の仕事の取り方だと思います。
しかし、フリーランスとして独立してすぐに顧客から仕事をもらうのは至難の業なので、会社員時代に既存顧客との信頼関係を築いておき、フリーランスで独立後に雇ってもらうのが賢い方法です。
また、知り合いの営業さんがいれば、仕事を仲介してもらうのも手だと思います。
自身で営業に自身がない方、顧客がいない方はまずはフリーランスエージェントさんを頼ったほうが仕事は探しやすいです。
むしろフリーランスなりたてで他方への顧客へのコネクションを持ち合わせている人は稀です。
最初にエージェント経由で入ってから直契約にしてもらう
フリーランスエージェントを使うデメリットは、マージンが発生してしまうことです。
しかし、顧客先で長期的に仕事に従事していると毎月のマージンに疑問が湧いてくると思います。
そういった際には、顧客とエージェントを交えて直契約にしてもらう段取りをつけましょう。
法律ではそこに違約などはないので、正当な理由で会話できればエージェントが直契約を禁止することはできません。
注意としては、黙ってエージェントを仲介から外してしまわないことです。
黙ってても情報はどこからか漏れますし、後々大変面倒なことになりますので、契約についてはしっかと話し合うことが大切です。
企業側のエンジニア採用基準
企業側がエージェントに案件を登録すると、毎日のようにエージェントからエンジニアの紹介(職務経歴書送付)があります。
コロナショックとはいえ、IT業界は慢性的なエンジニア不足ですし、企業側はプロジェクトを進めなければいけないので、良い人がいたらすぐ面談して人材を獲得したいのです。
面談するには、まず職務経歴書に目を通してスキルマッチ度をチェックしますので、職務経歴書はエンジニアにとって重要な武器になります。
職務経歴書の作成は時間をかけて内容をじっくり正確に記載しましょう。
コロナショックの今のエンジニア市場
コロナになる前は1,2年の経験があれば、3年未満の経験でもフリーランスで入れる案件(もちろん単価は安い)はありました。
しかし、コロナショックになった今は、顧客が創出するサービスにお金をかけられない(=エンジニアに払うお金がない)ので、需要は少なくなりました。
先日フリーランスエージェントさんとランチした際に案件についてヒアリングしましたが、以下が現在のフリーランス市場動向です。
- 月額単価は全体的に10万~20万ほど下がっている
- 案件数はコロナ前の2/3程度に減少
- 1つの案件に応募するエンジニアの数が多い
結論
結論としては、案件とスキルマッチすれば経験3年未満でも案件契約は可能ですが、経験3年以上のエンジニアとの案件獲得については先取りされてしまうのが現状です。
逆に言うと経験が3年以上のエンジニアであればそこまで仕事に困ることはないということです。
正社員からフリーランス化を検討している方は、経験値取得のためにまず3年働くのが安心できる基準だと思います。